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モアサナイトについて

Moissanite

地球上最も希少な宝石‐モアサナイトの誕生

今から100年以上前の1893年、アメリカのアリゾナ州北部に隕石が激突した際にフランス人の科学者ヘンリー・モアサンによって、その宝石のかけらが発見されました。後にその発見の功績も認められノーベル科学賞を受賞しました。発見されたその隕石のかけらはほぼ無色に近かったため、ダイヤモンドを発見したと勘違いしたほどでした。モアサン氏はその宝石のかけらを研究室で詳しい調査を行い、「炭化ケイ素」のという地球上では存在しなかった全く新しい結晶であることを究明しました。彼は、自ら発見したその新たな隕石を自分の名前ちなんで “モアサナイト”と名付けしました。

なんと、天然のモアサナイトはダイヤモンドを遥かに超え、現在地球上で存在する最も希少な宝石です。そのため、残念ながら、天然モアサナイトはジュエリーの用途としての使用が禁じられています。発見から1世紀以上の研究を経て、貴重なジュエリーに適した天然モアサナイトに近い無色カラーレスの合成モアサナイトは現在いくつかのメーカーでその製造、カット技術を洗練させてきました。欧米では、その宇宙のロマンに満ちたモアサナイトは宝石として既に広く認知され、永遠の誓いにも適した婚約指輪として選ばれることが大変増えています。日本ではまだ認知途上ではありますが、今後皆様に徐々に認知され、ジュエリーに使われる宝石の一つとして末永く愛されていくと確信しています

モアサナイトの素晴らしい特徴 ‐ モアサナイトが選ばれる6つの理由

1. 輝き

モアサナイトの最も驚くべき特徴として、宝石の輝きを作りだす屈折率、散率共にダイヤモンドより高く、宝石のきらめきを表す分散率においては、ダイヤモンドの2.5倍の数値を誇ります。そのため、光を取り入れる際には、ダイヤモンドの場合、オレンジと青が強く反射する特徴に対し、モアサナイトはダイヤモンドよりも光を反射するため、より虹色に輝きます。そのほか、白い光を反射する「ブリリアンス」や、表面の光沢を表す指標においても、ダイヤモンドより高い数値を誇っています。

2. 耐久性

宝石の硬さを表す指標として、モース硬度と靭性(じんせい)の2種類に分類されています。ダイヤモンドが世界一硬い石といわれているのはそのモース硬度(表面のひっかけ傷の出来にくさ)が一番高い(硬度10)からです。モアサナイトはそれに次いで硬度9.25であり、サファイヤやルビーの硬度9よりも高い数値を示しています。なお、靭性(割れや欠けにくさ)においては、ダイヤモンドより高い数値を示しているため、実はダイヤモンドよりも衝撃に強く、硬い石であることが言えます。また、モアサナイトの熱耐性もダイヤモンドより優れているため、製造やメンテナンスの際にも熱破損しにくくなっております。よって、生涯共にするジュエリーの宝石として非常に適しているのです。

3. メンテナンスのしやすさ

ダイヤモンドが油脂を吸着しやすいのに対し、モアサナイトはほこりや油脂付着しにくいため、特殊なクリーニングをしなくても長く輝きを持続します。そのため、デイリーユースに大変適しています。

4. 高品質

ジュエリーで使用するモアサナイトは人工的に製造されるため、その品質は製造企業に依存しています。ラヴィシャルムでは最高品質の石の製造企業と直接取引し、D~F(カラーレス)、クラリティVVS(10倍の拡大鏡でも見えにくい微小なインクルージョン)、Excellentカットが施された、最高品質の石のみ取り扱っています。

5. リーズナブルな価格

科学技術の進歩のおかげで、同カラット同品質のダイヤモンドより相場の1/10以下の価格で最高品質のモアサナイトを使ったジュエリーを楽しめます。

6. エシカル / サステナブル

近年、海外では一部のダイヤモンドの採掘が児童労働問題や、奴隷問題などの人権侵害や紛争資源につながるという倫理的な理由で大きな話題にもなり、映画にも取り上げられています。また、自然の採掘ではなく、人工的に合成されるため、地球にも優しいという理由からモアサナイトを選ぶ方も増えています。今後ますますエシカルやサステナブルが求められていく時代の中で、モアサナイトは時代に合った宝石といえるでしょう。

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