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エシカルジュエリーラボグロウンダイヤモンドとモアサナイトの違いについて

ラボグロウンダイヤモンドってなに?

人工ダイヤモンドのラボグロウンダイヤモンド(通称ラボグロ)はダイヤモンドを人工で合成したものなので、当たり前ですがダイヤモンドと成分も性質も完全に一致します。

ラヴィシャルムのラボグロウンダイヤモンド

 生成方法は2種類

①HTHP法(高温高圧法)

ラボグロダイヤモンド HTHP法

こちらはいわゆる天然の鉱山と同じ環境を実験室で再現し、筒状の炭素に55,000気圧ほどの圧力と1,400℃以上の高温をかけて生成します。

こちらは従来の生成方法であり、それによって生成されたラボグロダイヤモンドは小粒のものが多く、またインクルージョンが含まれるものがほとんどなので、メレダイヤに使われることが多いです。

②CVD法(化学気相蒸着法

ラボグロダイヤモンド CVD法

こちらは最近大粒のラボグロダイヤモンドを生成するためによく用いられる方法です。薄くスライスしたダイヤモンドを種としてダイヤモンドを層状に成長させ、炭素を含有したメタンガスにマイクロ波のエネルギーを与えることによって、少しずつダイヤモンドを成長させます。こちらで生成されたダイヤモンドは不純物の種類と量を細かく制御できるので、純度の高い大粒ダイヤモンドの生成が可能です。

従来は製造機械の設備投資が大変高額なため、製造できる業者が限られていましたが、最近は多くのメーカーが製造できるようになり、価格も抑えることができるようになります。

 

ラボグロウンダイヤモンドの価格について

最近の市場価格はおおよそ天然ダイヤモンドの 1/3~1/2 程度です。近年ラボグロダイヤモンドを製造できるメーカーが急激に増え、3年前より価格がおおよそ70%下落しています。そのため、多くのブランドが取り扱い始めた現状です。

ここ最近は取り扱いメーカーが増え、認知度が徐々に高まったため、皆様にも受け入れられています。そのため急激に需要が増えていることにより、価格が徐々に上がっています。

しかし、長期的には、より多くのメーカーが製造できるようになるため、徐々によりお手頃の価格になってくると予測されます。

ラヴィシャルムのラボグロウンダイヤモンド

モアサナイトはなに?ダイヤモンドの偽物?

モアサナイトは度々人工ダイヤモンドとして勘違いされますが、正確には、ラボグロダイヤモンドは人工ダイヤモンドですが、モアサナイトは人工ダイヤモンドではありません。

モアサナイトについて詳細はこちら>

ダイヤモンド、人工ダイヤモンドは炭素の集合体。

モアサナイトは炭化ケイ素という物質です。ダイヤモンドに成分が似ていて、性質も似たところがあります。

しかし、実は分散率がダイヤモンドの2.5倍もあり、ダイヤモンドよりも輝きます。
また、硬度を示す一つの指標の靭性もダイヤモンドよりも高く、ダイヤモンドよりも割れにくい性質を持っています。

そのため、世代にわたって受け継ぐ宝石としては大変適しています。

天然のモアサナイトは隕石なので、天然ダイヤモンドよりも希少とされています。

モアサナイトは地球では自然生成されないため、ジュエリーで使われるモアサナイトは全て合成宝石になります。

モアサナイトの価格について

実際、人類の技術の結晶(かつては米国企業が特許を保有していた)により、現在ではモアサナイトはラボグロダイヤモンドよりも簡単に生成することができます。

そのため、高品質な製品を安定した供給ができ、価格も同グレード、同カラットの天然ダイヤモンドの約1/10以下で取引されています。

 

エシカルジュエリーとして

ラボグロダイヤモンドとモアサナイトは共に地球の採掘を伴わない、児童労働問題や、紛争資金に使われないという理由で、欧米からスタートし、グローバルで大変注目されています。

また、とても大事なポイントとして、モアサナイトの生成時に使用する電力はラボグロダイヤモンドの約1/100以下のため、製造過程も大変エシカルであり、地球への負担も少ないです。

近頃、それらの理由で、モアサナイトは欧米のセレブたちに大変多く選ばれています。

是非、綺麗な地球を次世代に受け継ぐためにも、モアサナイトジュエリーを選ばれてはいかがでしょうか。

 

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